『きょう、おともだちができたの』絵本原画展

童心社刊の絵本『きょう、おともだちができたの』(作・得田之久 絵・種村有希子)装丁をしました。『きょう、おともだちができたの』種村有希子絵本原画展が3月10日(土)から22日(木)まで谷中のひるねこBOOKSで開かれます。

 

右手後方を空けよ

食器棚を動かしました。洗い物をすぐに収納できる位置(振り返れば、そこに食器棚という)から、ちょっと離れた位置へ、そして空けたスペースに、小さいテーブルを。ちょっとお茶をいただいたり、野菜の下ごしらえ等を座ってできるように。作業しやすくなったという実感より、す早く、右手後方を空けたことで、気が楽になった。動いてもいいのだ、という気分でしょうか。空間と動き。紙面上でも、そんな気分の変化を考えて行きたいと思いました。

コプティック製本

コプティック製本。古い製本技法と本で読みました、ちょと和綴じぽい。気になっていたところ良い折に展示があり、作り初め。糸たわみ、折をわたる糸をも掬い間違う。表紙を透けたよう、モザイクの窓のような、本文に影が落ちるよう、光が入るような面白さを狙いアクリル板を使用。これの重さも、難航の一因。ko

竹尾見本帖本店「本迷宮展」展示中。11月25日まで

季節がめぐると

植物が、好きで庭仕事をよくします。「こうしよう」と意図して植えた植物は消え、しかし、季節がめぐると、予想もしていない葉や花の組み合わせが生まれ、質感や色彩の幅に驚かされます。デザインするという意図よりも、作品それ自体がもつ空気感(作家のテキストのクオリティ、画家や写真家の作品世界、そして本の形状と紙の手触りなど)をうまくひきだしていけたら。そして書棚にならべておきたい本に仕上がれば!